日々これ口実 旅行

日々これ口実

意味はないけど・・・

全くもって意味はございませんが、この前の旅行に持って行った一冊
パブロ・カザルス(Pau Casals i Defilló, Pau Casals, 1876年12月29日 - 1973年10月22日)の「鳥の歌」

バレエ・リュスなんてカケラも話題にはでませんが、
ストラヴィンスキーがカザルスが出ていたテレビを観て述べたコメントなんかが載っていて
「あ〜この辺の時代が、被ってた人達なのね〜」と思ったりもしたりしました



  1. 2007/11/13(火) 23:21:45|
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たび忘録5 番外編

今回はこれと言って何もしてなかったですが、番外編として・・・

会場でお客としてきていたEricを発見
みんなに声をかけられてて相変わらずの人気者っぷりを再確認
「DonQ」が凄くいい舞台だったらしく
楽しそうに話していました
新しいカンパニーもいい感じでスタートしていて
今は色々活動をして行こうと話を進めている段階らしいです
(・・・我ながら大雑把な情報・・・)

シュツットガルトに行く時はいつも
Crankoのお墓に寄ります
今回は先に来た人がいたようで
新しい真っ赤な百合が生けてありました
  1. 2007/11/04(日) 14:46:11|
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たび忘録 その4

面白かった〜っていうか私はツボ!!!
適当に書きたくないんだけど
ちゃんと書いても同じなんでノリでいっちゃえ〜

全く似てないんですが、バレエ・リュスとか自分が当時観てたらこんなかな?って気分になりました 「なんだこりゃ?」的な(笑)
※なんでバレエリュスを彷彿とさせるんだろう?って思ってたんですが、DebussyやStrawinskyの曲を用いた小作品である事 古典にとらわれないアイディアなどがそう思わせたのかもしれません 
因みに「ユビュ王」を書いたアルフレッド・ジャリ(1873〜1907「不条理の悪魔」と呼ばれた詩人だそうです)もバレエ・リュスと近い時期に活躍したスキャンダラスなフランスの劇作家 この当時って怖いわ〜 ちょっとやそっとの奇抜さなんかじゃ到底太刀打ちできなさそう!

さて、本題
短めの演目が3つ なんですが「Brouillards」がさらに10のオムニバスのように分かれています
どの演目にもCrankoらしいムーブメントやフォーメーションがみられます アバンギャルドを謳いながらもどこかヒューマニティを感じる作風が個人的には「らしく」て嬉しくなってしまいました
因みにこちらの方が時間軸的にはオネーギンやロミオ&ジュリエットの後の作品です

CRANKO MOVES 1

Brouillards
Musik:Claude Debussy:前奏曲集(Prélude 1・2)
霧 (...Brouillards) :Ensamble
ヴィーノの門 (...La Puerta del Vino) :Katja Wünsche Dimitri Magitov Evan McKie Damiano Pettenella
ヴェール (...Voiles) :Laura O'Malley Filip Barankiewicz
風変わりなラヴィーヌ将軍 (...général Lavine - excentrique) :Alexis Oliveira William Moore Stefan Stewart
ヒースの荒野 (...bruyères) :Alexander Zaitsev
妖精たちはあでやかな踊り子 (...les fées sont d'exquises danseuses) :Anna Osadcenko Myriam Simon
枯葉 (...Feuilles mortes) :Alicia Amatriain Douglas Lee
ピクウィック殿をたたえて (...hommage à S. Pick Wick) :Jason Reilly Ensamble
雪の上の足跡 (...Des pas sur la neige) :Sue Jin Kang Jirí Jelinek Marijn Rademaker
霧 (...Brouillards) :Ensamble −リピート−

最初に「霧」で白いレオタードを着たこの演目に登場するダンサーが、手を繋いで螺旋を描きながら登場 全員で幾何学的なフォーメーションでいっせいに踊ります(微妙にどこかリトミックを彷彿させるような動き)「ヴィーノの門」以降は短いながらも、各演目・ダンサーごとにキャラクター付けがされており、まさにショートショート
そして最後にもう一度「霧」

取り分けインパクトが強かったものをいくつかピックアップ
「風変わりなラヴィーヌ将軍」は例の(笑)男三人モノ チャップリンの後姿で去って行く時のような動きなどが多様された演目 とぼけた感じがナイスでした 
「ピクウィック殿をたたえて 」Reilly vs コールドのやり取りが絶妙 黒い帽子にステッキを振り回し(でも衣装は白のレオタード)コミカルな演目 コールドはReillyに絡んだり、背景のようなフォーメーションを組んだり 最後のオチは仰向けに倒れているReillyにコールドが覆いかぶさり土に埋められたようになってステッキだけがヒョッコリでてきて<完>
「雪の上の足跡」は打って変ってメロウな雰囲気がただよう演目 女1人に男2人のやりとり JelinekとRademakerの間を葛藤するかのように行き来するSue Jin

儚い自然界などをモチーフにしたDebussyの音楽
「霧」は消え去り「雪」は解け「荒野」は花々が咲き終え「帆」は緩む
つかの間の美しさだけを残して
過ぎ去る日々の中の人と人との関係のようである
(※そうとう妖しい意訳なんで、ごめんなさいね〜)
とクランコはこの作品について述べています

どれも短いながら、ストーリー性を感じました

Présence
Musik:Bernd Alois Zimmerman
Molly:Sue Jin Kang
Roy:Jason Reilly
Don.Q:Jirí Jelinek
Doktor:Stefan Stewart
Zwei Krankenschwestern:Jelena Buschujewa Miriam Kacerova

Attila Bako Charles Berry Sébastien Galtier Laurent Guilbaud Peter Piterka Mikhail Soloviev Petros Terteryan Demis Volpi

※Mollyとはジェイムズ・ジョイス「ユリシーズ」のMolly Bloom 
Royとはアルフレッド・ジャリ「ユビュ王」のRoi Ubu

キチガイみたいな演目でした(笑)なんだったんだろう?
ステージの両サイドにはご家庭用のハンガースタンドが2台
貴族のネグリジェのような下品にも見える衣装をつけたMolly 太った肉襦袢のような衣装のUbu ご存知DonQ 
Sue jinの下品な高笑いが聞こえてきそうなMollyは圧巻!男をハベらしフェロモンを撒き散らす ステージの後ろは大きなスクリーンやら縦長い回転する鏡やらが入れ替わりでセット スクリーンの向こうで大きな影になったMollyがセクシーなポーズをとったり、回転する鏡の向こうでマネキン達と大騒ぎ・・・って書いてるだけでも意味不明
多分この3人は人間の本質の象徴 欲望のMolly 力(広い意味での暴力)のUbu 理想主義の現実逃避DonQ ※違っていたらごめんなさ〜い!
この三人は唐突に自分の役を終えると、派手な衣装を脱ぎハンガースタンドにかけ、M U Dのイニシャルがついただけのレオタードになったり、また衣装を着けてその役どころを演じる
最後は衣装を脱いだ母なる「M」の元に「U」と「D」とコールドが寄り添って<完>
追記としては美人看護婦のJelena Buschujewa Miriam Kacerovaがセクシーで、いかがわしさをさらにパワーアップさせていました 

※こんな説明でいいのか?もう一回考え直します(笑)


Jeu de cartes
Musik:Igor Strawinsky

Joker:Alexander Zaitsev

1 Runde
Herzkönigin:Anna Osadcenko
Zwei Zhener:Charles Berry Peter Piterka
Zwei Sibener:Yaosheng Weng Norbert Lukaszewsky

2 Runde
Herzsuite:Evan McKie Alexis Oliveira Alexander Jones Dimitri Magitov Damiano Pettenella

3 Runde
Karo-zwei:Katarzyna Kozielska
Pik-Zhen:Alessandra Tognoloni
Pik-Bube:Sé:bastien Galtier
Pik-könig:Laurent Guilbaud
Pik-As:Heather Chin

ポーカーゲーム 3ラウンド!
こちらに登場する人物(?)たちもキャラクター付けははっきりしているのですが、いわるゆ3局のカードゲーム これといったストーリーがある訳ではありません
まず申し上げるべきは、Alexander Zaitsevのジョーカー、何処にも属さない最強にして神出鬼没 変幻自在っぷりのジョーカーをZaitsevの驚くべき身体能力でサラリとやってのけます ジョーカーは3局とも踊りっぱなし!しかも、高いジャンプや回転を軽快に決めなくてはならないのです もし音楽に遅れてモタついたり、テクニックがこじんまりしたら、かなり興ざめ ジョーカー自体のコミカルだけど悪魔っぽいキャラクターも一気に崩れ、演目自体の面白さが半減という代物 これに彼を抜擢したのは大正解だったと思います!(これを踊るアンダーって誰?気になる〜)やっぱり、凄いぞ!
ちょっとコチュビラ似のAnna OsadcenkoのハートのQも取り澄ましたカンジがクィーンらしい すらりと見栄えもGooD!
「スペードばっかりの場違いな所に来ちゃった〜っ」ていう、ベッキー似のダイヤの2のKatarzyna Kozielskaも可愛かった!ゲンキなでポップな踊りでジョーカーの毒っ気とは対象的な「余計モノ」を演じてました
Jeu de cartesの写真はカンパニーでもアップになっているけどコチラでも〜
http://www.suedwest-aktiv.de/landundwelt/feuilleton/3195835/artikel.php?SWAID=75e4072af5b21bbc00d201fd1ae13d8b

どれももっと下準備してから観たかったなぁ〜!(解っていないだろう事が多くて残念!)
と、我ながらバレエを観た感想とは思えない内容だと気づく
でもいいんだ 日記だも〜ん

「本日」「MOVES1」
IMG_0952.jpg

  1. 2007/11/03(土) 23:44:31|
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たび忘録 その3

「Onegin」 オネーギン
Semionova (a.G.),Jelinek (Onegin), Wünsche (Olga), McKie (Lenski), Godunov(Gremin)

さて、40周年記念ポリーナをゲストに迎えてのオネーギン
個人的にはPolinaは(演目によっては)好きですが、こと役作りということになるとストレート過ぎるかなぁと感じる事もあるのです シンプルでブレも無いのである種の清々しさもあるのですが・・・で、今回のオネーギン、ロシアの人が踊るタチアナと思うと、それはそれで興味がありました

第一幕の内気な本の虫のタチアナ これは想像に難くなかったけど華がありすぎです(苦笑)オネーギンとの運命の出会い鏡を覗き込むシーンも、動揺というよりも驚いてオネーギンをチラッと見るや、うつむいてハニカミながらも笑顔がこぼれる
Jiriのオネーギンは既に踊りこまれており舞台に馴染んでいます 達観を装い厭世的、感情に振り回されるなどとっくに辞めてしまった早熟の青年 洗練された都会の空気がつい滲み出て田舎でもどこか浮いてしまっているというオネーギンの背景が一目瞭然
Polinaのタチアナは恋も初めて オドオドするというよりも目の前に現れた理想の王子様をまっすぐ好きになってしまう 恋する思いを隠しきれずオネーギンを見つめる瞳がキラキラしています
真夜中にオネーギンを思い出し手紙を書き出すしぐさも、古風な女性というよりも、どこか等身大の女の子といった感じでした(ベットの上で物思いに耽るシーンは、セクシーすぎてちとマノンの髣髴させるものもありましたが)そして第一の名場面、鏡からオネーギンが現れる 鬼リフトのこのシーン、Polina結構大きいけどどうなんでしょう?と思っていたが問題なし!夢の中では大胆になれるタチアナ そしてニヒルだけれどジェントルマンのオネーギン 夢のようなPDDです は〜ため息 
目が覚めて宿題を急いでやる子供のように、一心不乱にラブレターを書き始めるタチアナ オネーギンに恋をして驚くべき勇気と行動力を発揮といったところでしょうか 

そして翌日 運命のタチアナの命名式
恋に夢中で浮かれ気味のレンスキーが、自慢のオリガを見せたくて無理やりオネーギンを舞踏会へ で元からパーティなどウンザリのオネーギンはいささかレンスキーにイラついていたというのが原作です
バレエで色々設定が変更になっているのでここをどう読んでいくかはクランコとダンサーに聞いてみないと分かりませんが、Jiriのオネーギンは結構私のイメージと近くてすんなり見れました
手紙を受け取ってオネーギンはどう感じたかしら?不安というより期待の方が大きかったタチアナ 二人っきりになるとオネーギンは、まず手紙を軽くつき返します タチアナは受け取らない 驚きとショックと後ずさる さらにオネーギンがタチアナの目の前で破いてみせる やはりここをどうオネーギンが表現するかは見物です 「恋だの愛だの、こんな感情は永遠でもないしね、意味なんかないんだよ 感情に任せて行動するのはおやめなさい」疑う事も知らないこのセンチメンタルな女の子に教えてやろうと言わんばかりの上から目線のJiriのオネーギン!

舞踏会へ戻って 悲しみにくれるタチアナがオネーギンに向けてソロを踊ります
「いい加減にしてくれ!」と机をたたくオネーギン 
完全に打ちのめされたタチアナは飛び出してしまいます 
場にも馴染めず、どいつもこいつもでイライラしながらカードを切るオネーギン レンスキーの崇拝する女神オリガをダンスに誘い出します  能天気なオリガは踊りも上手いオネーギンとのダンスをエンジョイ レンスキーのイライラをよそに「いいじゃな〜い!もうちょっとだけ」 となかなかオネーギンとの踊りを止めようとしません 最初は冗談と思っていたレンスキーの顔がみるみる引きつり、最後には手袋をオネーギンに投げつける
(ここでのPolinaタチアナが比較的普通にグレーミンと踊っていたのがチト残念だったかな〜時々オリガとオネーギンをチラっとみる演技が取ってつけたようにはいるけど、踊っている時は踊りに集中しすぎなのか(苦笑)グレーミンと普通に踊っていたような・・・もうちょっと不安とかなんとかあるような気がせんでもないが・・・ )

ここでのKatja は面白い オリガの天然が悲劇を招く事をよく心得ています タララ〜と鼻歌も聞こえてきそうに周りの空気も考えず楽しんで踊っているのが滑稽で凄くヨカッタ この後起こる悲劇の引き金にしてはやりきれない レンスキーの哀れさを倍増させます
一方レンスキー Evanはもう一回り柔らかくて軽いとさらに良いのだが〜(笑)でも彼のクラシカルな風貌や誠実でおっとりした感じはレンスキーに合っていると思います  

そして悲劇 本意ではない決闘に挑むオネーギンとレンスキー
思いもよらない結末に感情をあらわにするオネーギン 後悔と悲しみで一幕が終了

第二幕、先ほどの田舎のパーティとは打て変わってゴージャスな舞踏会
幕があがるとコールドが踊りのスタンバイで構えており、その美しさに場内は拍手が起こります
レンスキーとの決闘の後、放浪の旅を続け到底幸せな生活を送っていたとは思えないオネーギン登場 一幕と同じ黒い衣装を身にまとっているけれど全くもって覇気のない様子
そこへグレーミンの若い奥方タチアナ 公爵夫人としてのpolinaは流石に貫禄の貴婦人ぶり 堂々とした風情のPolinaには田舎娘よりこちらの方が流石にハマる
グレーミンの存在というのが原作とは決定的に違います バレエでは極めて魅力的な男性のグレーミン おかげでセリフのないバレエにとっては分かりやすく説得力もあるものになっていると思います 愛されて幸せなタチアナ像 彼女が素敵な女性への成長したのは彼のお陰かとも思わずにはいられません やはりここはグレーミンが素敵な男性であってほしい訳ですね この日のグレーミンはNikolay(どの時点でLeeから変更になったのかしら)重みのあるしぐさと包容力のある眼差し 大きな演技は無くとも深い愛情が感じられます
あの美しい婦人がタチアナなのか?とボーゼンとするオネーギンを前に オネーギンを追い越し成熟した女性となったタチアナとグレーミンの幸せに満ちた美しいPDD 優雅で品があり素晴らしかった!一幕目からオーラのあったPolinaなので落差とまではいきませんでしたが、社交界の華といわんばかりの美しさです(Polina自身も一幕目から別人な訳でもないんだし、落差を付けず一人の女性を一貫して演じているのかもとここで思ったりもして・・・)
今度はオネーギンが手紙を書く番です「感情を抑える術をしりなさい」としたり顔で言っていたのは誰だったんでしょうか?思いのたけを手紙にぶつけるオネーギン(会場中が「もう遅いんだよ」と思っていた事でしょう)
オネーギンの手紙を読み終えて既に腹を決めているPolinaのタチアナ 大きな目には決意が見て取れます オネーギンの顔みて心は揺らぐものの何より今の夫を愛している あの頃のタチアナには戻れないのだという芯の強さを感じました(「オネーギンを見るや、あの田舎の内気な少女に戻ってしまう」という解釈も好きなんですが これはこれで男らしい!?)
一方プライドをかなぐり捨てて愛を打ち明けるオネーギン お待ちかねの名場面!熱い思いをぶつけ切ない思いで崩れるようなオネーギンとのPDD 息が合わないと出来ない激しいリフトを含んだハイテク振付(振り的には問題なくできていましたが、この頃は振りとかじゃなく感情のやりとりに釘付けです!)の中にタチアナの葛藤が上手く盛り込まれていました 懇願するようなオネーギンの迫真の踊りはセリフが聴こえてきそうです ついオネーギンに心が傾きそうになるけれど直ぐに毅然と理性を戻そうと振舞うタチアナ 「この手紙はお返しします」
この時初めて自分が手紙を破ったタチアナの気持ちを知る事になるオネーギン タチアナを永遠に失ってしまった喪失感や自分の愚かさに打ちのめさた表情がこの演目のクライマックス!絶望感に立ち尽くすオネーギン せつな過ぎる!
オネーギンが走り去って行った後、一瞬張り詰めた思いが吹き上げ泣き崩れそうになるも、何故かこれで良かったと思わせるようなPolinaのタチアナだったのでした
二人の恋は本当に終わったのでありました〜 幕

カーテンコールではすっかりグレーミン夫人のタチアナのポリーナ そしてゲストに敬意を払うイリ
会場はブラボーの嵐 周りも「ホントに素敵!夢のような舞台だったわねー!」と口々に大興奮状態でした
皆様お疲れ様でした これからもオネーギンを踊り続けてくださいませ!


でもシュツットガルトのダンサーで良かったかも〜
とコッソリ本音を書いてみる!

※舞台としては十分面白かったと思うんですが、何かひっかかるな〜・・・と自分の中でありまして
目新しいという意味では面白かったかもしれませんが、パートナーシップ、踊り込みという点ではやはり本家の方が私は好きです
ま、ゲストですからね そこまでは要求してはいけないかな?
クランコ自身が述べているように「ダンサー無くして成功は無かった」
演劇性が高いだけに、解釈などダンサーに託されている部分が大きいのかもしれません 
文句(?)を言いつつも、色んなダンサーで観てみたい演目です

※我ながら長すぎる感想 後ほどもっとカットします(笑)
  1. 2007/11/03(土) 20:59:41|
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たび忘録 その2

「Hommage à Cranko」
気づかなかった私も鈍いのですが、この日はクランコにゆかりのある振付家の演目を、シュツットのダンサーと本家のダンサーが踊るという面白いけど勇気ある企画
アンダーソン芸術監督がドイツ語と英語のバイリンガルのご挨拶で幕開け〜

Rückkehr ins fremde Land (Ch: Kylian)
Beatrice Knop (Staatsballett Berlin), Jiri Jelinek, Nikolay Godunov
このメンツにベルリンのBeatriceが加わっている経緯がよく判らないのですが、それはさておきです シャープさというよりシットリとした?印象で個人的なキリアンのイメージとはちょっと違っていましたが、それでも独特の微重力感もあり面白かったです まる

Notation (Ch: Scholz)
Alexander Zaitsev
結構早めの曲調の割りに長く踊りっぱなしの演目だったと思います バックのスクリーンに譜面が映し出され、いくつかの(数えてなかった!)楽曲ごとに雰囲気の異なった振付がされています 元々ショルツの振付は割りと好きという事と個人的にもこの演目を観るのが初だったので大変興味深く観れました(マラーホフでご覧になっている方も多いようで、それと比較してどうのという話をされている方もいましたが、まぁ観ていない私には関係ないということで・笑)「ただひたすら踊るのを、ただひたすら観ている」というのはありそうで無い感覚、劇場内も音楽とZaitsevの一挙手一投足に集中 終わったと同時に拍手がドっと沸き起こりました 音楽と共に全てが消えて、終わった後はなんだか頭が真っ白になりました 

Dummy Run - Pas de Cinque (Ch: Lee)
Alicia Amatriain, Alexander Jones, Damiano Pettenella, Stefan Stewart, Sébastien Galtier
Leeの振付を観るのは今回が初めてです 絵面的にはAlicia姉御と若い衆なのですが、そんなアホみたいな感想はいいとして、ゆったりとした動きで深海を重心を低く移動していくような振付でした 例によってAliciaのただならぬ身体能力が非現実感を醸し出し作品の良さに一役も二役もかっていたと思います

Äffi (Ch: Goecke)
William Moore
写真でしか観た事がなかったのですが、全くイメージしてたのと違いました 何も無いステージにスポットライト 黒いパンツのみで後ろ向きでスタンバイ Mooreの背中が観客をグッとひきつけます Johnny Cashの曲に合わせ、時には痙攣したような振付 どこか妖しく危ういこの演目に、奇妙なポップさがMoore独特のテイストとなって彼独自のパフォーマンスになっていたように感じました
Mooreの他の踊りも観てみたくなったし、他のダンサーでÄffiを観てみたくなりました
余談ですが、カーテンコールの時に挨拶順に並び直そうと、群舞からトコトコっと抜け出し Zaitsevの隣にピタッと並んでニッコリ顔を見合わせていたのが子犬みたいで微笑ましかった 
 
Urlicht (Ch: Forsythe)
Laura O´Malley, Jason Reilly
こちらは若干無難な印象かありましたがバランスよくまとまっていました 本日の濃い演目の中では印象が薄かったかも


Die Kameliendame - Schwarzer Pas de Deux (Ch: Neumeier)
Sue Jin Kang, Marijn Rademaker
これはもう堂に入った感がありました これだけ唐突に演劇性のある演目ではあったけど問題なし 細く儚げなマルグリットをスージンが熱演 登場しただけで前半のストーリーが浮かびそうです 着やせして見えるRademakerですが比較的長身のスージンとのリフトも綺麗に決めてバッチリです  Rademaker は足先まで神経が行き届いている感じが、ともすると神経質にさえ感じる時があるくらいなのですが、そこが私の中では彼のテイストでして、そのナイーブさがアルマンにピッタリと思っているんですが 如何でしょう?(笑)

In the middle somewhat elevated (Ch: Forsythe)
Alicia Amatriain, Roberto Bolle (Balletto del Teatro alla Scala)
相変わらずAliciaは凄いです で気づいたんですがAliciaがあまりにもシャープすぎるんでパートナーが普通に出来てても物足りなく見えるんだろうか?と思ったりもした訳でして・・やっぱり コッペリア状態で壊れた人形のようなAliciaに対し人間味のあるBolleといった印象 でもそれはそれで面白いかな?(フォーサイスにこだわりのある人はどう感じるかは分かりませんが) 実はBolleはフォーサイス向いてないんじゃないかな〜 と思っていたんですがよかったと思います それはそれとしてAliciaと同じテイストのダンサーと踊るのも観てみたいかも

Dans la Marche (Ch: Scholz)
Maja Veljkovic (Leipziger Ballett), Jean-Sébastien Colau (Leipziger Ballett)
ヒリヒリするパフォーマンスでした 演目についてもうちょっと調べてから思い返したい気もしますが、印象だけちょこっと・・・ステージのスクリーンには霧の中に鉄格子が幾重にも張り巡らされているような映像 ずーっと何かに監視されているのか追い込まれて壊れていくようなMajaとJean-Sébastienのパフォーマンスは鬼気迫るものがありました

27.52 (Ch: Kylian)
Aurélie Cayla (NDT), Bastien Zorzetto (NDT)
流石に本家 動きがシャープ! キリアンらしい舞台を観た!といったところでしょうか 光と空間と間の取り方がやっぱりカッコいいんですよね〜 NDTを観ている時は何故かダンサー固有を観るというより舞台全体の空気感を味わうようなカンジで観てしまって個々のダンサーの印象がつい薄れてしまいがちです 二人とも一つのパフォーマンスと一体化していて素晴らしかったです 

Nacht (Ch: Neumeier)
Joelle Boulogne (Hamburg Ballett), Carsten Jung (Hamburg Ballett), Otto Bubenicek (Hamburg Ballett)
無音からスタートした ハンブルク組 こうやって振付家を意識して演目をみると流石の私でもオボロゲにそれぞれのカラーが見えてきます(今頃?!自分つっこみ)
こちらも本家が深みのあるノイマイヤーの世界を短時間の間に見せてくれました とりわけ白い衣装をまとったがJoelle本当に美しく夜の静寂を視覚化,優雅さはまるで月夜のようでした Carsten、Ottoとの完全に揃っているわけではない神秘的でエコーのようなシンクロも、そこだけ別世界のように美しく ため息がでました

das siebte blau (Ch: Spuck)
Oihane Herrero, Katja Wünsche, Rachele Buriassi, Alessandra Tognoloni, Laura O´Malley, Elisabeth Mason, Angelina Zuccarini
Jason Reilly, Marijn Rademaker, Damiano Pettenella, Dimitri Magitov, Alexis Oliveira, Arman Zazyan, William Moore
最後は打って変わってテンポのいいシュプックの振付 コミカルな要素も織り交ぜた楽しい演目です
男女7人つづでペアでそれぞれが組んで踊ったり、男女分かれてフォーメーションを組んだり、比較的クラシックのテクニックに近い動きだったので、本日のパフォーマンスの中では親しみやすかった印象

記憶だけに頼って殴り書き状態なので後日改訂ありです
演目を勘違いしている時もあるもんでね〜 
尚、200%主観ですのでクレームは受け付けません お許しあれ〜(笑)
  1. 2007/11/02(金) 13:11:20|
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